自動車部品SCM研修(大手情報通信企業)
研修の全体概要
大手情報通信企業様より、これまでの製造業向けの研修に加え、自動車業界に特化した研修をご希望いただいた事例です。
業 種:大手情報通信企業
研修タイトル:自動車部品SCM研修
研 修 講 師:森田 康之(もりた やすゆき)
導入の背景
大手情報通信企業様では、これまで一般的な製造業向けの研修を受講されてきましたが、近年、自動車メーカーおよび部品メーカーへの基幹システム導入を進める中で、業界特有の業務知識の必要性を強く感じられていました。
特に技術営業・SE・コンサルタントの皆様から、「自動車業界の業務理解が不十分なため、顧客と本質的な議論を深めづらい」といった課題が挙がり、自動車業界に特化した教育が求められていました。
研修概要
研 修 名: 自動車部品SCM研修
実施回数: 全3回(1.5日間 × 3回)
対 象: 技術営業・SE・コンサルタント(若手~ベテランまで)
目 的:自動車業界特有のサプライチェーンと業務プロセス(SCM)に対する理解を深め、顧客との高度な議論・提案が可能な知識・視点を習得する。
MRP(ERP)型生産管理との違いを踏まえ、クライアントの意図を正確に理解し、自社ソリューションに落とし込める応用力を養う
研修内容
オープニング
第1章 : 自動車部品の生産ライン
演習 : ものと情報の流れ図と解説
第2章 : SCMのフレーム・機能構造図
演習 : 機能構造図と解説
第3章 : 自動車部品SCMの基本用語
第4章 : 生産管理・SCMの業務フロー
演習 : 業務フロー
解説 : 業務フローを通じたSCMの理解
第5章 : 平準化生産計画の実際
演習 : 平準化計算
解説 : 平準化の意義 (グラフ)
第6章 : 稼働・要員計画
演習 : 工数計算、残業算定
第7章 : 工程進捗管理の実際
演習 : 定期不定量引取と在庫増減
第8章 : 生産準備と量産の関係
第9章 : マスタデータの理解
第10章 : 原価計算と原価の管理
クロージング, QA
研修効果
研修後のアンケートでは、多くの受講者から「非常に満足」「まあ満足」との回答が寄せられ、高い評価を得ています。
【受講者コメント】
「講師の方の経験に基づいた具体的な自動車業界 部品メーカーの業務について理解を深める機会になった」
「非常に密度の濃い有意義な研修でした。構成も網羅されており、ご経験された知見が十分お聞きでて良かったです」
「自動車部品製造という限定的でありながら、専門性の高い知識とその解釈を分かり易くご説明いただきました。」
「内容が高度でありましたが、実際のお客様と対峙していく場面を考えると非常に有益かつ貴重な勉強をさせていただきました。」
「演習で利用したEXCEL等は今後の業務に活用できるので大変助かります。ありがとうございました。」
など好評をいただき、実践で役立つ自動車・自動車部品業界特有の業務知識を深めていただきました。従来は2日間の研修ですが、今回は業務の都合により1.5日で実施しました。お客様のご要望や受講対象者に応じてカスタマイズしております。お気軽にご相談ください。