中小製造業 生産改革
対象企業の概要
業種 :金型加工
主なお困りごと :生産管理が不安定、生産性が低い。外注への依存度が高い。
改革・改善テーマ :生産改革
コンサルタント氏名:竹内 芳久(たけうち よしひさ)
当初のお悩みごと
- 短納期や突発的な計画変更が多いという環境もあり、生産管理が不安定でPDCAをきちんと回すことができていなかった。
- 外注への依存度が高かったが、内製を上手くコントロールできれば外注費を減らす余地が残されていた。
- 作業は高度に専門化された作業者任せのため、技能拡大が進んでおらず生産性も低かった。
- 作業に関する手順書やチェックリストが不備なこともあり、品質保証や設備故障への対策が不十分であった。
解決策
- 上流部門の納期指示の仕方を見直すと共に、自部署内の情報の流し方を含めた生産管理の仕組みを再編した。
- データに基づき、生産能力や余力を定数的に把握できるようにして、安易に外注に依存しない運用を確立した。
- 中期と短期に分けて技能拡大計画を作成し、併せて作業の分担を見直しも行うことで効率化を進めた。
- 5Sの再構築と併せて帳票類を体系的に見直し実践的な活用を浸透させ、不良数及び稼働率の改善を進めた。
結果
安易に外注に依存しない運用を確立できたため、外注コストを抑えるだけでなく従業員達の技術・生産性が上がり、それが生産管理の安定にも繋がった。
高度に専門化された作業者任せの運用ではなく、作業の分担や見直しを行い技能拡大計画を作詞。
それにより、従業員が連携して生産性を高めることに成功し、稼働率の改善にも繋がった。