生産管理システム刷新と業務改善(中小製造業)
対象企業の概要
業種 :中小製造業
主なお困りごと :生産管理システムの老朽化により、採算・進捗の把握や情報連携が困難で、業 務負荷が大きかった。
改革・改善テーマ :IT導入
コンサルタント氏名:松島 和男(まつしま かずお)
当初のお悩みごと
現在稼働している生産管理システムは、サーバOSの保守打切りに伴うリプレースとシステム老朽化への対応が必要であり、システムの刷新が喫緊の問題となっていた。
主な課題としては
・自社内でクローズされたシステムのため、子会社や外注先との連携による、案件別の採算状況がリアルタイムで管理できていない。
・勤怠と作業実績の登録を別々に行っており、作業者の負荷状況やプロジェクトの進捗が日毎に把握できていない。
・情報が点在し採算確認のためのデータ収集、ヒアリング、資料作成に多大な時間がかかっている。
・同じ様な情報を複数の部署で入力しており、同期が取れていないため情報の不整合や遅れが発生している。
が挙げられていた。
解決策
システム刷新により、課題解決と案件別の採算状況の可視化、プロジェクトの日程・予実管理をリアルタイムにできるようにする。
進め方
ステップを二つに分け、勤怠と作業実績を同時に登録できる勤怠管理システムを第一ステップとして導入、第二ステップとして生産管理システムを導入し勤怠管理システムとの連携による案件別の採算状況可視化、プロジェクトの日程・予実管理をリアルタイムにできるようにする。
結果
第一ステップの勤怠管理システムについては、複数のパッケージソフトを比較検討し最適なソフトを選定した。 第二ステップの生産管理システムについては、複数のパッケージソフト/システム開発ベンダーを比較検討した結果、既存システムの改良がベストと判断した。