
中村 昌弘Masahiro Nakamura
ディレクターコンサルタント

得意な業務
- 物流・ロジスティックス
- 生産技術・工程管理
得意な業界
- 電気・電子
- 食品
- 自動車・自動車部品
- 取得資格・免許等
- 工学博士
経歴
- 大阪大学大学院工学研究科生産科学専攻修士課程修了
- 大阪大学大学院工学研究科生産科学専攻博士課程修了、工学博士 博士論文「多義的機能性VR空間による人間指向インターフェース技術と生産工程への応用」
- (株)小松製作所(現 コマツ)入社、生産技術研究所へ勤務。画像処理、空間認知技術を初めとする人工知能技術の研究開発を進め、ビジョンセンサー搭載の知能化ロボットの製品化を行う。製品化と共に、製造業の生産ラインの分析を行い、自動化技術の適用指導と適用システムの開発を進め、自動車製造をはじめとする生産ラインの生産性向上、自動化に貢献した。
- (株)レクサー・リサーチを設立後、3次元技術の研究開発を行い、独自のバーチャルリアリティ技術を開発した。直感的、かつ、インタラクティブな三次元インターフェース技術を発明し、多くの基本特許を取得した。これらの基礎技術を元に、独自のバーチャルリアリティ・ソフトウェア「aWORLD」を開発し、製品化を行った。これらは、企業の研究所や国立研究所などの公的な研究機関で広く活用されている。
- また、これらの技術を生かした数々の製品を開発し、組立て検証ソフトウェア「AsseyWORK」、対話型のWEB3Dを実現する「eReality」、物流倉庫計画用ソフトウェア「eWarehouse」等を市場に展開した。
- その後、これらの経験を活かして、製造業の工程計画をバーチャルリアリティ空間で行うことができる「GP4シリーズ」を開発し、製造業の生産準備領域への適用を開始した。自動車、電機等の大手製造業で活用が進み、カイゼンだけでは進まなかった生産性の向上を実現すると共に、生産準備期間の飛躍的な短縮や、間接コストの大幅な削減へ貢献している。
- ここでは、GP4の適用のためのコンサルティング活動を併せて提供している。GP4ソフトウェアの適用コンサルティングのみならず、工程計画を生産エンジニアリングの観点から見直し、生産革新のためのコンサルティング業務を併せて行っている。自動車製造、電機製造での生産性向上の指導や、IT活用する新しい生産準備業務のプロセス提案などの業務改革を行い、生産現場の現場力を高める成果を得ている。
- また、自動車部品メーカー、電機部品メーカーでの鋳造やプレス領域での新工法開発等の技術開発プロジェクトも手がけている。
- 経済産業省の技術開発プロジェクトも多数、プロジェクト・マネージャ、サブ・マネージャとして実施。
- 鳥取大学の地域研究センターで客員教授として教鞭を取る。
- 東京大学工学部の非常勤講師として、製造ITを担当。
- 鳥取県の技術評価委員として、行政の技術研究の指導を行っている。
コンサルティング分野
1.生産準備IT化導入効果拡大コンサルティング
- デジタル・ファクトリー・システム導入
- 生産準備業務改革
- 生産準備IT活用手法構築
2.生産準備業務プロセス革新コンサルティング
- 生産部門業務改革推進活動
- 間接部門の効率化活動
- 生産準備期間の短縮、早期量産立ち上げ
- 垂直立ち上げ~量産初期流動
3.生産力強化コンサルティング
- 生産性向上
- 工程計画立案
- 間接コスト圧縮
コンサルティング実績
経済産業省プロジェクト
- 自動車エンジンメーカー 鋳造品質の向上
- 電機部品メーカー プレス部品の新工法開発
- 電機部品メーカー 電機製品筐体製造技術の開発
コンサルティング
大手上場製造業を中心に実践的指導を行ない、成果を上げている。特に、IT活用による生産準備プロセスの業務改革は大きな可能性があり、力を入れている。
主要指導業界
- 自動車製造分野
- 自動車部品製造分野
- 家電、電子分野
- 食品製造分野
- 医療分野
論文・執筆
論文
- 博士論文「多義的機能性VR空間による人間指向インターフェース技術と生産工程への応用」(大阪大学)
雑誌
- 連載「空間の修辞学」CAD&SIM(工業調査会)
- 記事「バーチャルリアリティ、或いは認識論的空間」画像ラボ(日本工業出版)
著書
- 「生産エンジニアリングの『革新力』」(JIPMソリューション社)
- 「『仮想量試』が拓くグローバル生産」(3月刊行予定)(日経BP社)