自動車業界に特化した 国内の調達購買業務に関する研修
研修内容
自動車業界は、電動化を契機に「擦合わせから組合わせへ」「垂直統合から水平分業へ」「ハードウェアからソフトウェアへ」という構造変化と競争激化の渦中にあります。その中で、調達購買部門はオペレーション業務の効率化とコストリダクション業務の深化を進めなければならなりません。その為には、自社情報部門やICT企業と連携し、IT化を進めることが必須です。本講座は購買システムの構築に関わる方々に必要、かつ、自動車メーカーに特化した調達購買業務の内容になっています。
①業務目的、業務概要、業務構造
②業務フロー・内外関連先との関係
③組織体制
④オペレーション業務
⑤コストリダクション業務
⑥基本契約・購買関連法規 他
の順で、2000年代に購買システムの大改訂を行ったゴーン日産時代の経験談も織込みながら、講義を進めます。
◆狙い(研修ゴール)
調達購買業務の体系的内容の習得
【受講対象者】
<ICT企業>
購買システム構築に関わる方
<製造業>
①購買部門での実務経験3年以上の担当バイヤー及びリーダー層
②購買実務経験ゼロの管理職、リーダー層
③関連部門(設計・品管・生管等)のリーダー層
【受講者への前提条件】
調達購買業務への関心があること、学ぶ必要性があること
スケジュール
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日程 | 時間 | 講義内容 |
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1日目 | 09:30~09:40 | オープニング(講師の職務歴紹介) |
09:40~10:40 | 講義1.業務目的、業務概要、業務構造 | |
10:50~12:00 | 講義2.業務フロー、内外関連先との関係 | |
12:00~13:00 | 昼休 | |
13:00~14:00 | 講義3.組織体制 | |
14:10~15:10 | 講義4オペレーション業務 | |
15:20~16:20 | 講義5.コストリダクション業務 | |
16:30~17:20 | 講義6.基本契約・関連法規、他 | |
17:20~17:30 | クロージング | |
任意 | 個別相談・質疑 |
研修の詳しい内容や料金は、
下記からダウンロードできます。
お申し込み
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日程 | 締切日・定員 | 参加費(税込) | 受講会場 | |
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申し込む | 10月30日(木) | 10月16日(木) 定員18名 |
66,000円 | オンライン(Zoom) |
お問い合わせ:0466-45-7451(研修担当:岡まで)
参加費について:研修終了後に請求書を送付いたします
キャンセルは、各コース開始日の8日前までとさせていただきます。
それ以降は、下記をご請求させて頂きます。
7日~2日前:受講費用の25%
前日(17:00まで):50%
当日:受講費用の全額
講師プロフィール
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巖眞 基
中央大学法学部法律学科 卒業
・1980年-2009年 日産自動車株式会社 購買管理部調査課に配属。以来、購買調査部、購買管理部、資材部、第二調達部、部品事業部、サービス部品調達室にて購買業務に従事。1999年下期以降、カルロスゴーン経営体制の下、購買部門で「日産リバイバルプラン」、「180」、「バリューアップ」に従事。(課長職)
1.日本人経営体制下(1980年-1999年上期):新車コストリダクション、コスト積上げ査定、下請法対策、支払管理、鉄鋼(特殊鋼)・鋳鉄材料購買、電装部品購買、補修部品&用品購買、部品事業との共同活動
2.ゴーン体制下(1999年下期-2009年):①調達構造改革(調達規模に見合う発注構造へ、系列での固定化した発注から競合最適発注へ)、②ルノーとのベンチマーク、③LCC(Low Cost Country)調達、④日米欧グローバル共同ソーシング、④中国東風日産のデューデリジェンスに参加(東風汽車とのベンチマーク、原低効果を推定・評価)、⑤部品種類削減、⑥物流部門との共同活動(ミルクラン効果=物流費の外化)、⑦VA・VE、等を実施。2年間で20%のコストリダクションを達成。
・1984年 (社)中小企業研究センター(当時)にてエンジニアリングプラスチックの研究を取り纏め。
・2009年-2013年 ナブテスコ株式会社 生産技術部にて購買課題解決実践塾を主宰。カンパニー縦割り事業軸組織に購買機能軸(横軸)を通す。カンパニー間価格ベンチマーク及び情報共有、サプライヤーパネル共有化。2012年、購買課題解決実践塾がベースとなり購買統括部立上げ。(部長職)
・2013年-2014年 日本電産株式会社(現ニデック)。シニアマネージャーとして中国拠点購買の支援。
・2016年-現在 購買コンサルタントとして独立(個人事業主)、現在に至る。
・2018年-現在(継続中) その他団体でも購買シリーズ講座を多数担当(17~18講義/年)