海外との調達業務に関する研修
研修内容
コロナ、ウクライナを契機に深まる「世界の分断(米vs中・民主国家群vs専制国家群)、インフレ、円安」という外部環境下での「グローバル最適調達のあり方」につき、その必要性と重要性を前提に、海外調達の実務論を展開します。
①購買方針の中で海外調達の目的・必要性・重要性、メリット・リスク・リスク軽減策を明確にする、
②海外調達品目、国内調達品目を峻別した上で対象品目を絞り込み、選定する、
③カテゴリー別発注方針を立てる
④候補サプライヤーを探索する
⑤サプライヤー能力評価・信用調査をする
⑥見積り展開・サンプル評価を行い、候補サプライヤーを選定、認定する
⑦基本契約を結ぶ
⑧海外調達の実例を通じて輸入実務プロセスを理解する
の順で講義します。購買業務全体の中での海外調達の位置づけ、海外調達とグローバルソーシングの違い、2000年代に本来のグローバル調達に舵を切ったゴーン日産時代の経験談も織り込みながら、講義を進めます。
◆狙い(研修ゴール)
海外調達の必要性・重要性・プロセスの習得
【参加対象者】
<ICT企業>
購買システム構築に関わる方
<製造業>
①購買部門での実務経験3年以上の担当バイヤー及びリーダー層
②購買実務経験ゼロの管理職
③関連部門(設計・品管・生管等)のリーダー層
【受講者への前提条件】
調達購買業務への関心があること、学ぶ必要性があること
スケジュール
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| 日程 | 時間 | 講義内容 |
|---|---|---|
| 1日目 | 09:30~09:40 | オープニング(講師の職務歴紹介) |
| 09:40~10:40 | 講義1.外部環境、海外調達の必要性・重要性 | |
| 10:50~12:00 | 講義2.海外調達品目の選定・カテゴリー別方針 | |
| 12:00~13:00 | 昼休 | |
| 13:00~14:00 | 講義3.サプライヤー探索、能力評価・信用調査 | |
| 14:10~15:10 | 講義4見積り展開・サンプル評価、認定 | |
| 15:20~16:20 | 講義5.把握すべき輸入プロセスのポイント | |
| 16:30~17:00 | 講義6.実例・ゴーン日産時代のグローバル化 | |
| 17:00~17:30 | 質疑・クロージング | |
| 任意 | 個別相談 |
研修の詳しい内容や料金は、
下記からダウンロードできます。
お申し込み
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| 日程 | 締切日・定員 | 参加費(税込) | 受講会場 | |
|---|---|---|---|---|
| 申し込む | 9月3日(木) | 8月20日(木) 定員18名 |
66,000円 | オンライン(Zoom) |
お問い合わせ:0466-45-7451(研修担当:岡まで)
参加費について:研修終了後に請求書を送付いたします
キャンセルは、各コース開始日の8日前までとさせていただきます。
それ以降は、下記をご請求させて頂きます。
7日~2日前:受講費用の25%
前日(17:00まで):50%
当日:受講費用の全額
講師プロフィール
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巖眞 基
中央大学法学部法律学科 卒業
・1980年-2009年 日産自動車株式会社 購買管理部調査課に配属。以来、購買調査部、購買管理部、資材部、第二調達部、部品事業部、サービス部品調達室にて購買業務に従事。1999年下期以降、カルロスゴーン経営体制の下、購買部門で「日産リバイバルプラン」、「180」、「バリューアップ」に従事。(課長職)
1.日本人経営体制下(1980年-1999年上期):新車コストリダクション、コスト積上げ査定、下請法対策、支払管理、鉄鋼(特殊鋼)・鋳鉄材料購買、電装部品購買、補修部品&用品購買、部品事業との共同活動
2.ゴーン体制下(1999年下期-2009年):①調達構造改革(調達規模に見合う発注構造へ、系列での固定化した発注から競合最適発注へ)、②ルノーとのベンチマーク、③LCC(Low Cost Country)調達、④日米欧グローバル共同ソーシング、④中国東風日産のデューデリジェンスに参加(東風汽車とのベンチマーク、原低効果を推定・評価)、⑤部品種類削減、⑥物流部門との共同活動(ミルクラン効果=物流費の外化)、⑦VA・VE、等を実施。2年間で20%のコストリダクションを達成。
・1984年 (社)中小企業研究センター(当時)にてエンジニアリングプラスチックの研究を取り纏め。
・2009年-2013年 ナブテスコ株式会社 生産技術部にて購買課題解決実践塾を主宰。カンパニー縦割り事業軸組織に購買機能軸(横軸)を通す。カンパニー間価格ベンチマーク及び情報共有、サプライヤーパネル共有化。2012年、購買課題解決実践塾がベースとなり購買統括部立上げ。(部長職)
・2013年-2014年 日本電産株式会社(現ニデック)。シニアマネージャーとして中国拠点購買の支援。
・2016年-現在 購買コンサルタントとして独立(個人事業主)、現在に至る。
・2018年-現在(継続中) その他団体でも購買シリーズ講座を多数担当(17~18講義/年)